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タカノ プライムTAKANO PRIME
タカノは、製造・販売の期間が昭和32年9月〜昭和37年8月と、極端に短い メーカーなので、現存する時計そのモノの数も決して多くはない訳ですが、 この時計は販売当時の値札等の タグが付いた「デッドストック(未使用品)」 の状態で手に入れることが出来ました \(^o^)/ 無駄なデザインを排したシャープなインデックスと針、時代を反映するツートン
カラーのモダンな
ダイヤルを初めとして、グレーの皮ベルト、金張りの
ケースと全てに渡り「美しい」状態を保っています。 時計の会社・ブランドとしては、短命に終わってしまったタカノ。 |
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このタカノの時計も、通称「ラコ (ラコー)型」 と呼ばれるムーブメントを使用。 ただし、レギュラーサイズ的な丸形の時計ケース向けのムーブメントよりも 一回り小さいサイズのCal.221が採用 されています。 小型の丸形ムーブメントが採用されることで、角形でありながら小さくまとまったバランスの良い大きさです。 Cal.221は、普及品のタカノ・プライムのムーブメントCal.124より 2石多い19石。 ちょうど中堅的位置づけの モデルでしょうか。 手巻きです。 ケースは20ミクロンの金張り。 シックな黒の文字盤が引き立つ顔立ちが特徴です。 デッドストックではありませんが、綺麗な状態に保たれています。 タカノは「幻」と言われて確かに見つけにくい時計ではありますが、あるところ
にはある(笑)ので、根気よく探せば結構見つかるものですね(状態の善し悪しはともかく) P.S. 特別に、高級品クラスの腕時計でもなくても、小型ムーブメントのラインナップ
を、わざわざ取りそろえていたりと、アンティーク・ヴィンテージの腕時計は、手間と気合いの入れ方が違いますね。 |
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このタカノの腕時計は、通称「シャトー型」
と呼ばれる、タカノが独自に開発したムーブメントをCal.531使用。 シャトーは、1959年に名古屋市の市政70周年を記念して発表されました。
当時は、世界一薄い腕時として発表されましたが、幾ばくもしないうちに、薄さの記録はセイコーに破られてしまう、ちょっと不運な腕時計だったりします。
ケースは14Kメッキ。 インデックスは、アプライドの細いインデックスを採用。 ’90年台には、ETAのムーブメントを登載しタカノの名を冠したシャトーの
復刻版がリコーから登場しています。 P.S. |