IWCの腕時計 ディープワン/アクアタイマー/ポートフィノ

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IWC ポートフィノ Ref.3513

IWC  ポートフィノ

PORTOFINO  Ref.3513

インターナショナル・ウォッチ・カンパニー (IWC)の ポートフィノ、Ref.3513。
近年は、マーク15の様な航空・ミリタリーと、アクアタイマーの様なスポーツ系ラインの充実により、質実剛健なイメージが、さらに際だって目立っている IWCではありますが、紳士向けの伝統的なドレッシーなモデルの一翼を担っているのが、このポートフィノシリーズです。  また比較的廉価なラインナップも揃えてありまして、ポートフィノはボトムラインもカバーしています。

この時計、ポートフィノ Ref.3513 のムーブメントは、ETA2892A2 をベースにした自動巻、21石、Cal.37521。  
ケースは、ステンレス・スチール(SS)ですが、同じデザインで金無垢もラインナップされています。最近の デカ厚ブームに合わせ、現在では、文字盤のデザインも若干変わった大きなケースのモデルがリリースされていますね。



ポートフィノ・ライン全体の特徴は、無駄を徹底的に排した非常に上品な仕上がりの、ストイックでシンプルなデザインといえます。 この時計も シンプル・イズ・ベストな腕時計です。

デカ厚ブームもあり、、一回りほど大きなサイズのポートフィノが発表されていますが、新しいポートフィノは、 IWCのロゴが大きくなって、筆記体のロゴ消えていますね、筆記体のロゴ、アンティークな雰囲気が在って、高級感もあり個人的には好みだったのですが。

ポートフィノは、ドレッシーなデザインながらも。3気圧防水仕様。
ちなみに、リューズの「魚」マークは、ポートフィノに限らずIWCの防水仕様腕時計の共通の特徴でもあります。(現行品は、魚の絵を かなり簡略化したマークですが、アンティークでは、より細かく魚のディティールが描かれていて、手が込んだ作りとなっているものを見受けることが 出来ます)

スイスの時計メーカーは、ジュネーブとその近郊に居を構えることが多い中で、IWCはスイス北部・ドイツ語圏のシャフハウゼンに所在するメーカーで あるためか、ドイツ的な気風も見受けられるメーカーと評されることもあります。
また、IWCの時計学校は、民間では唯一、万能時計職人(オルロジェ・コンプレ)の養成機関として公的に認められておりまして、教育機関 としての役割を担うメーカーでもあります。また、その技術力の高さにおいても定評があり、あのドイツの名門メーカーであるランゲ&ゾーネの復興にも 一役買っています。

創業より130年以上の長きわたり、全ての時計の詳細は台帳に記載・管理されているそうでして、その顧客台帳には、ブルガリア皇帝フェルディナント一世、 ローマ法王ピオ十一世、イギリスの宰相ウィンストン・チャーチル等、名だたる名士が名を連ねています。

オーバーホールについては、パテック・フィリップと同様に、メーカーが存続しうるかぎり、将来にわたりずっとメーカにて受け付けることを約束している 数少ないメーカーの一つでもあります。 この点においても、IWCの腕時計は、まさに一生モノと呼ぶにふさわしい時計と言えるでしょう。 せいぜい数十年程度で、部品が枯渇してオーバーホールを 受け付けなくなるようなメーカーとは格が違うと言えます。
あとは自社設計のムーブメントに、もっともっと注力してもらえれば、言うこと無しかと。

郷里にUターンするときに、私にウォッチのコレクションを託した友人も、IWCの アンティークウォッチは 「いつでも安心してメーカのメンテナンスを受けることが出来る」といって、IWCと一緒に帰郷しています。IWCも譲ってもらえると 思っていたので残念(笑)
実際のところ、'70年代あたりの古さでは、部品の供給の心配なんて全然ないみたいで、オーバーホールの際は、特に説明をされることなく、普通に 「お預かりします」と、いともあっさり 受付完了、オーバーホール終了と件の友人談。

かつて、IWCは、時計業界にて「腕時計の三大ブランド」で ある、パテック・フィリップや、 バセロン・コンスタンチン、 オーデマ・ピゲにも匹敵するとも老舗の時計屋さんに言われていたそうですが、日本での一般的な 知名度は極端に低いですね....まあ、一般的な知名度が低いと言えば、時計の三大ブランドの各社も、その知名度は十分に低いですが....

P.S.
映画「亡国のイージス」で出演されている、俳優の佐藤浩市さんが扮する、防衛庁情報局(DAIS・ダイス)の「渥美大輔」 は、ポートフィノを着けていますね。劇中で時間の確認をするほんの一瞬ですが、ポートフィノが登場します。 佐藤浩市さんの役柄は、背広組・インテリジェンス部門ですからスーツ姿での登場ですが、やはりポートフィノはスーツに合う逸品です。
アクアタイマーもそうですが、何気に、映画の1シーンで、役柄にあった時計として登場して、その役回り演出をして活躍をするIWCの腕時計かと。

IWC GST ディープワン Ref.3527

IWC  GST ディープワン

GST DeepOne  Ref.3527

IWCのGSTシリーズの ダイバーズウォッチ、 ディープワン。 Ref.3527です。

ディープワンのムーブメントはジャガールクルトのムーブメントをベースとした、自動巻、21石、パワーリザーブは39時間の Cal.8914 を使用。
100m防水仕様。 ケース、ベルトはともにチタン製。
裏蓋には、「うず潮」をモチーフにした、波のマークが刻まれています。

ディープワンは機械式の腕時計において、初の機械式アナログ水深計を搭載したダイバーズウォッチです。水深45mまで 計測可能。 △のインデックスが付いている針が水深計針で、黄色△が最大水深の記録、白色△が現在の水深を表示します。 
時計内部にはチューブスプリングが内蔵されていまして、潜水時には、このチューブに水が入る仕組みとなっており、チューブに対して水圧をかけます。  この水圧でチューブが伸縮をすることで深度を計測する、ブルドン管式水深計を採用しています。 

ディープワンの 企画・開発には、実に5年もの歳月が費やされたそうでして、'99年のバーゼルフェアで発表された当時、たいへん話題を集めました。  IWCの革新性と技術力を見せつけたモデルです....が、水深計を搭載した故に、そのハードな見た目と裏腹に、非常に複雑かつデリケートな時計となって いるそうです。
また、その複雑さから、ディープワンは永久カレンダー等のグランド・コンプリケーションモデル(超複雑時計)を制作するチームが制作を担当 しているそうなのですが、その彼らでさえ制作・調整に非常に手間取るそうで、なんとか発表・商品化には到ったものの、生産数が500個に達した後は、生産 を中止する決定がなされてしまいました。 国内への正規輸入も十数個程度とのことです。

また、チューブスプリングの伸縮を利用するブルドン管式の水深計は、定期的かつ念入りな調整が必須で、取扱がややこしい方式であるそうで..... まったくの憶測ですが、大量に量産したのでは後々「面倒が見切れない」ので少量だけとする、発表後のバックオーダー分だけの生産といった事情があるやもし れませんね。
 
ディープワンは、極めて実験的なプロトタイプの色彩が強いモデルと言えるかもしれませんが、初めての事にチャレンジし、それを実現する、IWCの、その意 欲と技術・努力は並々ならぬものがあるかと。 いろんな意味で話題が豊富であり、期せずして希少となってしまった腕時計です。

本体ケース径は、42mmと大きいのですが、チタンケースなので驚くほど軽量です。
今までチタンケースの時計を所有したことが無かったのですが、この軽さには、ちょっとビックリ。
ディープワンは、GSTシリーズではありますが、実際に商品化されているのはチタンケース版のみで、ゴールドやステンレス素材のケースはありません。  あっ、そういえば偽物のケースはステンレス素材だったりしますね(笑)

何げに、ディープワンのユニークな点は、ダイヤルの発光塗料に、自発光タイプのトリチウムと、蓄光タイプの夜光塗料の2種類が採用されていることです。  光を一度当ててやらないと光らない、蓄光タイプの夜光塗料の部分は長時間の暗闇の中で、徐々に発光が失われて最後は光らなくなりますが、自発光の トリチウム、光を当ててやらなくとも発光が失われませんので、トリチウムの採用されている箇所は発光をし続けます。
ディープワンは暗闇の中で時間が立つにつれて、発光する箇所が変わる ことでダイヤルの表情が変化をしていくという、二つの顔を持ち合わせています。  

余談ですが、日本製では、放射性物質である、トリチウムを使った時計ってなかなか見かけなかった気がします(というか、Tマーク)が、近年は、スイス製を 初めとして外国製 でもトリチウムはあまり使われない傾向となってきている様ですね。 長時間の発光が可能な、高性能な蓄光性の夜光塗料となりうる新素材の登場もさることな がら、やはりトリチウムの管理が大変だからでしょうかね。   それと、自発光とは言え、トリチウム夜光ってかなり暗かったりします....民生品だと尚のことかもしれませんが。でも、暗闇の中に長時間居る シチュエーションって、そうそう無いと思いますが、それでも、自発光タイプの夜光って無くて困ったりすることは無いのでしょうかね?
 そんな訳で、トリチウム夜光の腕時計って、絶滅危惧種となっていくのではないかと(笑)

ちなみに、トリチウムが普及する以前、第二次世界大戦前後ですと、まだ「夜光の黎明期」に夜光塗料には、放射性物質としての危険性はトリチウムの比では ない ラジウムが使われていました。  有名なところでは、イタリア軍用のダイバーズウォッチである、ラジオミール・パネライとかがありますね。 また、その当時、アメリカでは、 軍用時計の 生産工場の女工さんたちが、文字盤を塗るさいに、筆の先を整えて尖らせるため、筆先を舐めてしまうことがあり、ラジウムが舌に付着し舌癌 が多発したといった話もあります。   おっと、話がかなり脱線。

ディープ・ワンのリューズの操作方法は、2時位置のリューズが、水深計のリセットボタンと、回転式のインナーベゼルを回す役目をもっています。
4時位置のリューズは、高々度潜水時や気圧で微少な影響をうける水深計を0調整する役目と、水深計が水圧を検知するための微少な孔が空いています。  実際、高い山に持ち出したり、天候によっては水深計が気圧により微少に稼働をしていることが見受けられます。
3時位置のリューズは、「普通に」ゼンマイを巻くのと、時刻・日付合わせに使用します。

ダイビング用のナイロンベルトや、水深計の稼働テストをするための専用ポンプ、ベルト調整用工具等が付属しています。 とくに専用ポンプは秀逸で「ギミック好き」には涙ものです。

ディープワンは少量のみの生産となってしまいましたが、この独特の目立つカラーリングのインナーベゼルを搭載したデザインは、2004年にモデルチェンジ された新作のアクアタイマーにて、インナーベゼルの復活という形で、受け継がれることになりましたね。

P.S.
ディープワンは、機械式の腕時計では、深度計を搭載する唯一の腕時計でしたが、'07年のSIHHで、IWCと同じリシュモン・グループ傘下のジャガー・ルクルトからも、 深度計搭載のモデルが、ついに登場しましたね。 マスター・コンプレッサーのシリーズから「ダイビング・プロ・ジオグラフィーク」が発表をされました。  300m防水で、深度は80mまで計測できるそうです。

同じリシュモン・グループのジャガー・ルクルトに触発されたか、ディープワンのリベンジを果たそうと意気込んだのか、'09年のSIHH (ジュネーブサロン)では、IWCから 水深計を搭載したモデルが復活しましたね。 その名も「ディープ・ツー」。 ティープ・ワンの直系の子孫の登場です。  でも顔つきは変わりましたね。 出っ張り感が少なく、ベゼルのデザインからすっきりとして、なんとなく角の少ない丸っこいボテッとしたイメージに 感じます。

ジャガー・ルクルトから水深計付き時計が発表されたときは、「IWCも黙ってはいないだろう」なんて思いましたが、満を持してのディープ・ツーの登場で す。 しかし、120m防水というダイバーズとしては微妙なところ.....ご先祖ディープ・ワンの血を引く時計だなと(例えば、JIS規格ですと、 ダイバーズウォッチは、 最低200m からといった基準があります)....ディープ・ツーも歴史に残る迷機と なるのではないでしょうか。
もっとも、IWCの場合は、水深の公称値は、実は「控えめ」であり、もっと過酷な条件で十二分にテストしているという話をもありますし。 うーん、 職人気質というか、ハイスペックを追い求める超絶技術者集団というか、技術オタと言われるのも納得かと。

図らずも限定生産として登場した水深計付き時計ディープワンですが、その後ディープ・ツーという後継機の登場、そして、2014年のSIHHでは、 ディープ・スリーとしてリニューアルがされました。
ディープ・スリーの裏蓋は、ディープ・ツーから、採用されているモチーフでもある、潜水ヘルメットのレリーフが刻印されています。
この、ディープ・スリーの登場で、IWCの水深計付き時計も、特種なラインナップの時計というよりも、IWCの定番ラインナップの一翼を担う時計、 シリーズ化としての立ち 位置を確立したかな?!と言う感じでしょうか。












IWC GST アクアタイマー

IWC  GST アクアタイマー

GST Aquatimer Ref.3536

IWCのGSTシリーズのダイバーズウォッチ、 ア クアタイマー。  Ref.3536です。
アクアタイマーのムーブメントはETAベースの Cal.37524、自動巻の21石、パワーリザーブ44時間。
 
このアクアタイマー、Ref.3536は、2000m防水仕様。 ケース、ベルトはチタン製。
風防は、サファイヤクリスタルを採用。
ベゼルはアウターベゼルタイプの逆回転防止機能付きの回転ベゼルです。

'97年にポルシェとの提携解消以降に、新たにIWCのスポーツラインとしてリリースしたのが、ゴールド(G)、ステンレス・SS(S)、 チタニウム(T) を素材とした GSTシリーズでして、そのラインナップの一つとして登場したのが、このGSTアクアタイマーです。
IWCがポルシェと提携をして開発したダイバーズウォッチ、「ポルシェデザイン・オーシャン2000」は、 西ドイツ海軍に正式に採用され、 当時、先進の技術でもあったチタンケースを採用、そして、驚異の2000m防水を実現しました。そのスペックを継承した後継者といえるモデルが、この GSTアクアタイマーです。

また、 IWCの防水モデル・ダイバーズウォッチのシリーズであるアクアタイマーは、実は、’60年代に端を発して、今に至る、IWCの中でも、歴史のあるモデル でありシリーズです。  アクアタイマーの登場当初は、 インナーベゼルを採用おりました。
裏蓋の、アクアタイマーのトレードマークでもある潜水艦のモチーフは登場した当初から採用されています。  
アクアタイマーは、’04年にディープワンのデザインを彷彿とさせる新デザインへリニューアルされ、インナータイプのベゼルが復活いたしまして、この アウターベゼルのアクアタイマーは、現在では製造は終了しています。
’09年には、モデルチェンジがなされ、またアクアタイマーにアウターベゼルが復活しましたが、角張ったゴツゴツ感みたいのは少ないデザインかなと。  ディープ・ワン登場以降 のベゼル回りのカラフルさは世襲されていますね。 アウターベゼルの復活は、やはり使い勝っての問題でしょうか? デザインの好みはさておき、 アウターベゼルの方が、インナーベゼルより単純に使いやすそうな気がしますし。
デザインや、ギミック的には、インナーベゼルの方が面白いですけどね。

プロのダイバーの方々が深い深度への潜水作業において行う潜水方式が、ヘリウム混合ガスを利用した「飽和潜水」です。
 
高い圧力の混合ガスに含まれるヘリウムは、分子構造が水より小さく、その為、高い防水性能を詠う 腕時計へも容易に、時計内部への進入を果たします、その一方で、一度、腕時計の中へ進入したヘリウムは、「飽和潜水」終了後も腕時計の中へ、高い圧力の ままで残留し、容易に 外へは排出がされないという事になります。 
そして、外気圧より腕時計内部の圧力が、残留したヘリウムガスにより高くなることで、結果として腕時計を破損することにつながるといった問題が飽和潜水時 にはあります。
この飽和潜水でのヘリウムガスの腕時計への侵入の問題への対応は、腕時計メーカー各社各様で技術の見せ所あり、興味の持てる点でもありまして面白いですね 。

ヘリウムガス対策の例としては、防水に使われるパッキン・シールの素材の変更・構造を工夫、極めて高い機密性を保持することで、ヘリウムガスそのものの腕 時計への進入を防ぐとい 方式があげられます。 この方式はセイコーのプロ向けのダイバーズウォッチが採用しています。 いわば、防水を極めたら防ガスになったという感じでしょうか。

また、ロレックスやオメガ、シチズン、ブライトリングでは、ヘリウム・エスケープ・バルブと呼ばれる、ガス抜き専用のバルブを時計に設けることで、腕時計の内部へ進入したヘリウムガスをヘリウム・エスケープ・バルブから排出して、腕時計内部に高圧のヘリウムが残留しない 様にするといった方式というのもあります。

では、IWCのアクアタイマーの場合はというと、腕時計内部へのヘリウムガスの進入に関しては、入ってしまうのは致し方ないことと、ドライに割り切って います、では、入ってしまったガスをどうするかというと、「進入したガスの圧力ごとき では破損しない」丈夫な構造にすればよいではないか! という、何とも「漢気」 にあふれた仕様を採用しています。 
卵が先か、鶏が先か的ですが、実際のところ、水深2000mまでの高い水圧に耐えうるほどの頑強な腕時計であるわけなので、必然的にそうなるのかとも 思えますね。 アクアタイマーの裏蓋は、もはや蓋というよりも、潜水艦のハッチを連想させる程に重厚で厚みがありますし、あわせて風防も相当な 厚さを誇ります。
近年において、質実剛健なイメージが、より定着しているIWCらしい方法といえるかもしれませんね。

IWCの時計メーカーとして特筆すべき面白い点として、腕時計の外装への、チタンの採用を比較的早くから取り組んでいた事です。結果、 チタンに関するノウハウを豊富に蓄積している ためか、普通ならば、チタンケースモデルは ステンレスモデルより若干高価なのが相場ですが、IWCでは価格が逆転してチタンケースのモデルの方が廉価だったりといったこともあります。 この辺からも"技術"のIWCの片鱗が見えますね。

話は少し脱線します、飽和潜水を実際にされている方からお話を伺うことがありましたが、現場では、さすがに外国製の(ある意味で無駄に高価な) 高級ダイバーズウォッチと言う訳にはいかないので、SEIKOのプロ向けダイバーズが広く使われる一方で(いや、SEIKOのプロ向けダイバーズだって、 実は、 相当に 高価ですが.....気楽に購入する価格では無い....) そんなわけで、飽和潜水の最前線では、 あのGショックが現場で幅をきかせているそうです、 えっ、Gショック?!
もちろん、Gショックは、防水仕様ですが、飽和潜水向け専用の時計で無いどころか、ダイバーズウォッチのカテゴリでもありませんから、過酷な使用状況下で は、1年〜数年程度の使用で オーバーホールどころでは済まないダメージとなり、おシャカになって使い捨てをしまうそ うです。
しかし、とにかく元々が非常に丈夫であり、高い防水性能と、それでいて比較的安価という、実用時計としてはGショックは、逸品だそうです。
使い捨てるにはいささか勿体ない気もしますが、駄目になったら思いきって新品にしてしまえという割り切りと、価格的に妥当と考えられているようで、便利な 実用時計 として現場では、重宝されて普及しているそうで.....凄すぎるぞ、Gショック!!、恐れ入りました。

P.S.
映画「ホワイトアウト」の中で、俳優の織田裕二さんが演じる主人公、ダム職員の「富樫輝男」は、過酷な役柄で、このGSTアクアタイマー のSSモデルを使用しているそうです。  映画のクレジットの中にはIWCや、当時、 輸入をしていたコサ・リーベルマンの名前が無いことから、映画とのタイアップ企画とかでは無いようで、映画で使われたGSTアクアタイマーは、実は織田裕 二さんの私物なのでは?との声があります。 はたして真相は?!

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