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BULOVA SUPER SEVILLE
ブローバの電子音叉時計は腕時計の歴史を知る上でも非常に魅力的な時計です。 学校の理科室に音叉ってありましたよね、あの、U字で叩くと音が鳴るヤツ、音叉時計はまさしくアレの小型化されたモノが、電気で振動して時を刻みます。 音叉時計のアキュトロンは、耳を近づけると「ブーン」と小さな音、音叉が振動している音が聞こえるのも特徴です。 しかし、今となっては、昔の時計なので電池の電圧が現行の一般的な電池と違ったり、中身も最近のクォーツの様に電子部品を主体として構成されているので、 機械式を扱う時計職人の方々の手に余るところもあり、その維持には苦労が 絶えないようです....そんなわけで、アンティークウォッチの「アキュトロン」は、なかなか購入には踏み切れませんね〜 クォーツ式が台頭する前ですと、音叉時計はそれなりの注目を浴び
て一世風靡していたこともありました。 あの、ロレックスも音叉時計については、研究をしていたようで、 実用化・
商品化こそされませんでしたが、1969年には音叉時計に関連する特許を申請していたりします、また、シチズンはブローバと
の提携をしていたそうで、シチズン のブランドで、音叉時計がリリースもされています。 結果的に、クォーツ式に破れ去りましたが、機械式よりも高い精度
を出せる音叉時計の技術には、みな注目してい たみたいですね。 P.S. 過去に、シチズンからも音叉時計をリリースしていた関係からか、 凋落後は
鳴かず飛ばずの状態だったブローバ−を、シチズンが傘下に治めて、テコ入れをしていますね。 |
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TAKEO KIKUCHIRef.TK3002
タケオ・キクチ氏デザインの ドクターズウォッチ。 ドクターウォッチと呼ばれる
こともあります。 この様な「昔の時計」のデザインを手がけることが出来るだけあって、 タケオ・キクチ氏は相当、時計にはこだわりがあり、造詣が深いそうです。 この時計 Ref.TK3002
は、手巻き。 スイス製(FORTUNE社製,ムーブメントはETAプゾーを採用)。
ケースはトノー型の非防水ダストプルーフ仕様。 常々欲しいと思っていたドクターズウォッチ。 プリンスのドクターズウォッチといえば、2005年のバーゼルにて、遂に
ロレックス から復活しましたね。 でも、かなりモダンなデザインであり、もう少しシックなもの
があってもいいのにな〜と思ったりもしますが、やはり、相変わらずの高嶺の花です。 |
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毛沢東な腕時計 英雄的・毛沢東腕時計。
手巻き、中国製です。 なんと! 毛沢東が手を振ってくれます(一応、オートマトン
と言えるのかな!?) 裏蓋はスケルトンになっていて中が見えるところが \(^o^)/ ふと、時計を見れば止まっていたりします.... |
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HOGA DIRECTIMERef.9004
アンティークの 機械式デジタル 時計。 デジタル表記ゆえの微妙に中途半端なハイテク感がイイ味
してます(笑)
いわゆるジャンピングアワーと
呼ばれる時計と同種のものです。 ジャンピングアワーは比較的珍しいモダンなデザインかと思いますが、 実は、 腕時計が台頭する以前の懐中時計や、アンティークの カルティエ・タンクなど、探せば以外と ジャンピングアワーの時計を見受けることが出来まが、しかし、今となっては目にすることが少ないモノでしょう。 リファレンスナンバー Ref.9004
以外、製造年など詳細な情報は、一切不明 (^^;) スイス製です。 自動巻。 ムーブメントには以下の刻印が入っています。 R879 MJ ASはエボーシュメーカー名の略号で、ア・シールド社
の略だそうです。 ア・シールドは、'26年にムーブメントを制作する共同企業体
「エボーシュSA」を構成した主要メーカーでもあります。 エボーシュSAは、現在のETA社の前進となり今 に至ります。 P.S. |
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ZENO WATCH ZENO-NAVY (USN BU SHIPS)Ref.F16155
リューズ操作はカルティエ・パシャの様に、このキャップを外して行います。 ケース径は32mmと、当時の紳士向けモデルとしてはレギュラーサイズですが、今となっては小振りです。 視認性とかで、大きめなミリタリーウォッチが多い中では、ミリタリーウォッチとしても小ぶりですね。 P.S. |
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R・X・W ZEROMASTER ROLEX GMT-MASTERを購入以降、UTC/GMT,ワールドタイム系ウォッチがマイ・ブーム状態 で、オリエント・
ワールドタイムに
続いて、これも購入 してしまいま した (^^;) これは、都内にあるショップがプロデュースした海外向けオリジナルブランド R・X・W
シリーズのUTC腕時計。
このブランドシリーズは、R社のデザインを思いっきり「パ○ッてる」ので、人によっては、「絶対イヤだ!」って方もいるでしょ うし、「パロディー」として割 り切る方もいるでしょう....というか、あのラインナップは、個人的には、かなりの脱力です.... orz でも、私的には、これ「ZERO MASTER」と 「MOON STARS」は許容できる範囲というか、現行品では無い過去のモデルだし、過去の名品へのオマージュとしても、むしろ歓迎できますが、他のモデルは、 いろんな意味で「ちょっと×」ですね。 このショップ、FやPのデザインを「パ○ッてる」シリーズも出来たみたいで、いろんな意味で大丈夫なのでしょうか!? 最近 はさらにL&Sっぽいのもや、 APもラインナップに増えた様ですが、なんだかな〜 「ヤバイんじゃないの」なんて思っていましたが、どうやらR社と、Pの親から訴訟されて敗訴したようです ┐(´д`)┌ Webサイトも事実上閉鎖の模様....まあ、この時計はともかく、他はどう考えても「かなりヤバイ感じ」のデザイン、ブランド名、ブランドマーク・ロゴ を使っていたりもしましたしね〜 さすがに現行のモデルをパクっちゃマズイですよね(どうやら、店舗は移転、Webも復活し たみたい(笑)、懲りずによくやるな〜) で、この時計のオリジナルのデザインは、'40年代のR社の
クロノグラフ「センターグラフ・CENTERGRAPH」(Ref.3346)
でありまして、そのデザインをモチーフにしていますが、こちらはクロノグラフ機能ではなく、UTC機能を搭載している処が 「ご愛敬」。 この、ZEROMASTERは、スイス製。 ムーブメントは、
ETAの21石、288800振動/時間。 P.S. |
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エニカ ENICAR ULTRASONIC AntiMagneticエニカは
1854年に設立されたスイスのメーカーで、懐中時計全盛期には鉄道向け、'70年代には、薄型の腕時計でも名を馳せた
メーカーです。
この腕時計の名前はウルトラソニック、'50年代の製造で、文字盤には アンチマグネティックと あり耐磁仕様となっています。 耐磁仕様の腕時計はラコーに 続きコレで2本目です。 ムーブメントは21石。 同名の腕時計で23石ムーブメントもあるようです。 ケースは金張りの模様。 裏蓋には100/149PSといった記載もあります。 これは、何げに珍品(大げさ)な腕時計だったりします。 この腕時計の、最大の特徴であり"珍品"言わしめる理由は文字盤です。 珍品文字盤と言えばロレックスやパテック・フィリップ等に希に見られる「σ マーク」がありますが、こいつはまた別のネタです。 文字盤の6時側には、よく製造国名が入っていたりしますよね。 ところが、この時計は、"SWISS MDAE"ならぬ、"KINOSHITA MADE"とあります(笑) "KINOSHITA"? んっ? 漢字で書くなら「木下」か? はて? これは一体何事か? お店の方も、これには気がつ いていなくて、友人が "KINOSHITA"の文字を見つけて、「何これ?」ってことで、その場で皆が爆笑しました (^o^) では、いったい"KINOSHITA MDADE"ってなんなのでしょうか。 ネットで、教えていただいた情報によると、
日本人の名字のローマ字表記がされたアンティークのエニカは、"KINOSHITA"意外にも、3種類程度(名前は、失念....メモしておけば
良かった....)は目撃されている様で、まだまだ珍品が存在する模様です。 ちなみに、エニカは、土星 を象ったマークを採用していまして、
ネットではアンティークウォッチのエニカファンを"土星人"なんて呼ぶことも。 この時計も、帰郷した友人
から譲り受け た腕時計です。 P.S.
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EDOX PIONEERエドックスの
デッドストックの 腕時計。 名前はパイオニア。
ものすごく綺麗な状態です。 とにかく、くたびれたところが無いです。 ほんとに大事に?死蔵されていた模様。 バンドも 尾錠もメーカーの純正品のままで す。 エドックスって、聞き覚えのある名前のメーカーだけど微妙に印象は薄いな〜、でも、子供の頃は割と見かけた気がするけど、 なんか最近は見ないな〜なんて 思っていましたし、この時計を購入したお店の 方も、「クォーツショックでやられて、今は無いメーカーです」なんて言っていました、私もそうなんだと思っていましたら、 最近、某時計雑誌に現行品の記事 がありました (^^;)、今でも健在でしたね。 無くなったと言うよりは、 クォーツショックでダメージを受けて鳴かず飛ばずとなっているときに、巨大資本に吸収されて、さらに影が薄くなってしまった というのが 正解の様です。 で、現在は、巨大資本から独立をした様で、頑丈そうな腕時計のラインナップで攻勢をかけて、メディアへも取 り上げられることが多くなり、 華麗に復活をとげているみたいですね。 創業は、 何げに、1884年と老舗のメーカーであります。 メーカのマークは砂時計をモチーフにしているそうです。 この時計は、デッドストックとはいいつつも、経年劣化が、まったくと言ってイイほどに見られないので、比較的新しい年代に製 造されたと想像できます。 パイオニアは、'60年台ごろの製品が出回っていますが、私 の憶測ですが、巨大資本に買収される前、クォーツ時計の攻勢にさらされていた当時、最後の抵抗(いや、最後ってことは無いです ね、華麗に復活をとげていますか ら)を試みていた'70年代の後半あたりのモノではないかと考えます。 防水仕様でもあるので、もしかすると、私の想像より、もっと新しいかもしれません。 いや、実際、この美しい状態で、 '60年代製造はいくらなんでも.... ありえないかなと(笑) ムーブメントは21石。 手巻きです。 ケースは、薄めですが、防水の為か、風防は結構厚めです。 風防の素材がアクリルという理由もあるかな。 厚めのアクリル風防を使っているあたりが、アンティークウォッチの味わいを醸し出していい感じです(現行品でも、超廉価な腕時計だと ミネラルガラスや サファイヤガラスを使わずにアクリルだったりしますけど、やはりアンティークの風防の特徴と言えばアクリルですよね) 文字盤には、耐ショック機構である、"INCABLOC"の文字があります。 現在では、腕時計のテンシンを守るための耐ショックが当たり前であり、耐ショック機構の名称なんて、余程の実用新案・新機構 で「ウリ文句」的でない限り は、わざわざ載せることは無いので、このあたりも、古めかしさを感じさせますね。 裏蓋には、日本国の関税のシールがあり、これまたデッドストックの名に恥じない程に綺麗に残っております。 なんか、 ほんとに、いい環境で死蔵されていた様です。 この時計も、帰郷した友人から譲り受けた腕時計です。 |